対四間飛車棒銀戦法[4]


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 本章では四間飛車側の対棒銀理想形を回避する手順から、主流となる戦型の解説に入ります。


「図1」


 「図1」は前章「図4」と同一局面、後手の理想形を回避すべく▲4六歩と突いた所です。

何故この▲4六歩と先に突いた手が後手の最善型を阻止する事になるのか。 この局面から▽6四歩と突かず、あくまで前章「図1」の理想形を目指すなら▽3二飛と 回って棒銀に備えるしか無いのですが。

「図1」から「図2」までの手順

▽3二飛 ▲4五歩 ▽4二飛 ▲4八銀右
▽6四歩 ▲3七桂 ▽6三金

「図2」


 「図1」で▽3二飛と後手が棒銀に備えて3筋に飛車を回った瞬間に▲4五歩と突く手が有るのです。 以下「図2」となり、ここで▲2四歩と仕掛けるのが155章158章で御紹介した ▽4五歩早仕掛けですが、▽7四歩が▽1二香に変わっています。この▽1二香は早仕掛けの変化では 後手側にマイナスとなる事が多いのは156章「図2」までの局面の解説でも触れましたが、 少なくとも▽7四歩よりは価値が低い手と言え、対棒銀において▽6四歩と突いているより損な手となります。

以上のような訳で「図1」では▽6四歩と突く事になり、後手の対棒銀最善型を回避できるのです。

「図1」から「図3」までの手順

▽6四歩 ▲2六銀 ▽3二飛 ▲3五歩
▽5一角 ▲3八飛 ▽6二角 ▲3四歩
▽同 銀 ▲4五歩

「図3」



 「図3」は164章「図2」と比べて1筋の突き合いが違うだけの局面です。 しかし先手が▲3五歩と開戦するまでの手順は現在最善とされていて、この端歩が突かれているのが 普通になります。また▲3五歩の所で先に▲3八飛と回っても同じように思えますが 現在ではそれも手順前後で先手が不利となる変化が有るのです。この手順に対する解説は 後の章で要点を解説したいと思います。

「図3」から「図4」までの手順

▽4三金 ▲4四歩 ▽同 金 ▲4五歩
▽4三金 ▲3七銀

「図4」

 端歩の突き合いで別の変化が生じる事も有りますが、ここで▽5五歩と突き捨てるのは やはり164章「図2」から「図3」までと同じ変化になり、後手の不利となります。

「図3」では▽4三金と上がるのが最善となるのです。以下▲4五歩に▽4三金と引いた手に ▲3七銀と銀取りを避けて「図4」となりますが、▲3七銀で▲1一角成と角が成るのは▽2六角と 銀を取られ、駒損で先手が不利です。以下は次章で。



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