▲4六銀戦法(左銀型)[1]


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 本章では▲5七銀左型に対して後手が▽4三銀と角頭に備えた時の先手の攻め筋を見て頂きます。


「図1」


 「図1」は▲5七銀左に後手が24手目▽4三銀と上がった所です。 この▽4三銀に対しては▲3八飛とする鷺宮定跡は使えません。 ▽3二飛と一手早く備えられて▲3五歩と仕掛けるのは無理となります。この変化は14章で紹介しています。

「図1」から「図2」までの手順

▲6八金上 ▽5四歩 ▲4六銀 ▽3二飛
▲3五歩 ▽1二香 ▲3四歩 ▽同 銀

「図2」


 ▲6八金直(上)に対しての後手の応手はいろいろ有りますが、 結論を言ってしまうと鷺宮定跡の時と同様▽5四歩から▽1二香とするのが最善となるのです。 したがって今回は、この変化に絞って解説したいと思います。

「図2」から「図3」までの手順

▲2四歩 ▽同 歩 ▲3八飛 ▽4五歩
▲3三角成 ▽同 飛 ▲8八角 ▽4六歩
▲3三角成 ▽同 桂 ▲3四飛 ▽4三金
▲2四飛

「図3」

 ▲2四歩と突き捨ててから▲3八飛とします。 直接▲3八飛とすると「図3」の▲2四飛とする手が無く、 飛車を引くしか無くなります。 ▽4五歩と迎撃するのが振り飛車の常套手段です。 これには角交換して▲8八角と打ちますが、 後手がもし▽5四歩では無く▽6四歩と突いている場合は▲8八角の所で▲5五銀とかわす手が生じるのです。 これが▽5四歩が最善と言う理由の一つです。 「図3」は飛車の成り込みが確実で先手有利な局面です。 ただしこれは流石に後手が素直に応じすぎで、あまりに無策だった為です。

「図2」から「図4」までの手順

▲2四歩 ▽同 歩 ▲3八飛 ▽3六歩
▲同 飛 ▽4五歩 ▲3三角成 ▽同 飛
▲8八角 ▽4六歩 ▲3三角成 ▽4五銀
▲3五飛 ▽3三桂 ▲同飛成 ▽5六銀

「図4」

 先手の▲2四歩から▲3八飛には▽3六歩 ▲同飛としてから▽4五歩とするのが後手側の有力手段です。 「図3」と同一進行となりますが▲3三角成に一旦▽4五銀と飛車に当てる手が有り、 以下「図4」まで巧妙な手順で次に▽5五角と▽4七歩成を見て今度は後手が優勢となります。



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