千 日 亭
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タイトル 倉敷藤花戦三番勝負第2局
投稿日: 2018/11/24(Sat) 15:21
投稿者丹善人

里見香奈倉敷藤花が防衛に王手をかけた倉敷藤花戦三番勝負第2局 が行われ、112手で
後手の里見香奈が勝ち、連勝で防衛を果たしました。

第1局では優勢に進めたものの、最後の詰みが読めずに逆転負けを許してしまった
先手谷口由紀は今回は振り飛車に出ます。対する後手里見香奈は石田流三間飛車で、
3筋の歩を早々と交換。後手の飛車が前に出たところで先手は向かい飛車に。先手が
8筋の歩を伸ばしますので、後手は4段目に飛車を下げて8四地点を守ります。

後手玉はは8筋を守る為に7一に、先手玉は交換で空いた3筋を守る為に4八にすえ、
互いに金銀で玉を守ります。
後手が左銀を上げてきたので、先手は7七に置いている角道を開け、銀を上げて両者の
銀がにらみ合う形に。

後手は5筋の歩を伸ばして先手銀を追い返し、位を取って銀が前に出ます。先手は
3筋の傷を消して後手の攻めに備えます。
先手が玉形を金無双に引き締めたので、後手も玉を美濃に収めます。
先手は4五の銀が目障りなので追い払う準備に飛車を4段目に上げますが、待って
ましたとばかりに後手は6筋の歩を突っかけて飛車が6筋に回ります。先手は
予定通りに7五に歩を伸ばして飛車の横利きを利かせますが、後手はこの歩を狙って
金が上がり、飛車を狙うという作戦に。

先手はせっかく上げた6筋にまた歩を貼って飛車の進出を阻止、さらに飛車を7六に
回して金の進出も防ぎます。そこで後手は飛車を再び3筋に戻します。
先手は角が上がって後手に6四歩を打たせ、先手は角を引いて再び飛車を8筋に。
後手の飛車の横利きが止まったので8筋を攻めやすくなりました。

先手の角が9七に移ったので後手は飛車を5筋に回して、今度は5筋からの攻め。
角が2四に上がって、5五で歩の交換から銀交換。ここはいったん歩で受けて
飛車が下がります。先手としては金無双の形で2筋を受けている銀がよけいな形と
なっていて、壁銀を解消したいところです。

後手は角を1五に上げてあわよくば角切りから飛車の成り込みを狙おうとしますが、
先手は桂馬を上げてふさぎ、1筋の歩を上げて角を追い払いますが、逆に後手は
角を下げ、今度は先手の飛車当てに。飛車が下がると角交換し、すぐさま角を
打ち込んで馬作りを果たします。

先手も負けずに角を打ち込んで飛車を狙いますが、飛車回りで成り込み準備。
やむを得ずに先手はなけなしの歩を使って成り込みを阻止します。ここから後手の
一気の攻めが開始されます。
桂馬交換で得た桂馬を金取りに貼り、金が逃げれば先手玉に近い方に成り込みます。
もう1枚の金当たりになり、馬がついているので交換になってしまいます。
先ほど使った歩が守りの飛車の横利きを消してしまっているので守り切れません。

後手里見香奈は質駒は後回しにして、続けて先手玉の守り駒を取り除きにかかります。
攻められてばかりではいられない先手谷口由紀は玉が奪取しやすいように、飛車の
横利きを止めながら後手の金当たりに歩を打ちます。後手はとりあえず金を下げて
守りを固めます。

何とか上部脱出を図りたい先手ですが後手は飛車が前進。脱出用に上がった金がただに
なり、金を逃がしたことで玉の逃げ道がふさがれてしまいました。
いよいよ質駒を奪いに行く後手。最後はあっけなく、馬切りの手が上部脱出の最後の
道を閉ざして玉が下段に落ち、逃げ場所を失って投了となりました。


【第26期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負】倉敷藤花:里見 香奈

谷口 由紀 ●  ○ 里見 香奈

+--------+------------------+--------+--------+--------+
|    |  氏  名   | 第1局 | 第2局 | 第3局 |
+--------+------------------+--------+--------+--------+
|倉敷藤花|里見 香奈女流五冠| 先○ |  ○  |     |
+--------+------------------+--------+--------+--------+
| 挑戦者 |谷口 由紀女流二段|  ●  | 先● |     |
+--------+------------------+--------+--------+--------+
|    |         |123手|112手|   手|
+--------+------------------+--------+--------+--------+

連勝で里見香奈倉敷藤花の防衛!

第1局 11月 6日(火)東京都渋谷区「東京・将棋会館」
第2局 11月24日(土)岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第3局 11月25日(日)岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」


÷  丹善人  ÷


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