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タイトル女流王座戦二次予選 甲斐智美VS山田久美
記事No467   [関連記事]
投稿日: 2018/06/19(Tue) 16:37
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、甲斐智美VS山田久美の対局は、86手で後手の山田久美
が勝ち、本戦に進出しました。

先手甲斐智美先手番ゴキゲン中飛車に対し、後手山田久美は居飛車で迎えます。
両者とも結果的には美濃に囲います。
中央からの攻めは難しいとみた先手は向かい飛車に振り直し、後手は歩を
延ばして交換から歩を貼って先手の飛車道を遮断します。銀で破ろうか
という所、後手も銀を上げにらみ合う形。さらには両者とも桂馬を上げて、
譲らないところ、先手が後手の桂馬を狙って7筋の歩を突っかけると、
後手は先に桂馬が跳び、角を押さえます。

桂馬の利きがなくなったので、先手は飛車交換を要求。興亜間の後、両者とも
飛車を相手陣に打ち込みます。桂馬が跳んでいる分後手が有利か、歩を延ばして
攻め駒を増やす構え。先手も角成りを目指して角が9五に上がります。

後手は飛車成りで奪った香車を貼って成り込み、先手陣を見出しにかかります。
さらにはと金を作ろうという所、先手は銀桂交換で収めますが、竜が玉の筋に
入ってまさに寄せようとします。
先手も角成りとしますが、まだまだ後手玉は遠く、守りも堅いところ、簡単には
攻められません。

後手は薄い先手の守り陣に駒を貼って破ろうという所、先手も持ち駒を貼って
守りますが、千日手になろうかという場面。うまい攻めで後手は駒を
足しながら攻める形を作り出します。
まだ即詰みがないことで、先手からの攻めも入り、後手玉が危うい局面に。しかし
ここを守り切れば後手の勝ちが見える局面。後手はしっかりと守りを固めます。

後手玉への一気の寄せが遠のいたと見た先手甲斐智美は、自玉の逃げ道を
作ろうとしますが、勝ちを確信した後手山田久美は確実に先手玉を追い詰めます。
後手からの攻めが途切れた局面ですが、駒を渡せば危ないことには変わりが
ありません。先手は何とか後手玉に迫りたいところですが、駒を渡してしまって
それでもまだ寄せられません。駒をもらった後手はしっかりと利用。とうとう
打つ手のなくなった先手は投了するしかありませんでした。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流四冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・清水 市代女流六段  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・伊藤 沙恵女流二段  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・山田 久美女流四段  ・和田 あき女流初段  ・本田小百合女流三段


甲斐 智美 ●  ○ 山田 久美  86手

甲斐 智美女流五段---+
           +-山田 久美女流四段
山田 久美女流四段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 中井広恵VS伊藤沙恵
記事No466   [関連記事]
投稿日: 2018/06/19(Tue) 16:37
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、中井広恵VS伊藤沙恵の対局は、124手で後手の伊藤沙恵
が勝ち、本戦に進出しました。

先手中井広恵、後手伊藤沙恵、相居飛車の出だしに、先手は棒銀に出て、
後手は6四に銀が出ます。後手が先手角頭を狙って突きだした歩を取った
先手はそのまま歩を延ばして牽制、さらに先手角頭を突いた歩を後手が
銀で取ったところで先手から角交換。飛車先を開けて隙あらば成り込む
姿勢を見せます。
先手は玉を7九に落として金二枚でしっかり守っているのに対し、後手は
居玉で金1枚が横にいるのみ。守りに若干の差が出ています。

後手が桂馬を飛ばして桂銀交換。先手は取るために上がった桂馬を
そのまま跳ねて、3七に上がっている金を狙います。金が下がったところで、
惜しげもなく3三に角の打ち込みで王手。ここは金で取るしかなく、桂馬が
成り込み飛車成りにつなげます。2二には飛車の横利きがあり、さらには
角打ちで守ろうという後手。さらに銀張りで飛車を追い返そうとしますが、
先手は金打ちの王手で玉を動かして、飛車の横利きが消えます。

一方的にやられてばかりではと、後手も8筋の歩の交換と出ますが、上がった
飛車はさっさと追い返されます。対して先手は6六に桂馬を貼って攻め駒を
増やし、挟撃態勢を作りながら金成桂竜がじわじわと後手玉に迫ってきます。
ひたすら逃げる後手ですが、先手は後手が残していった駒を拾い集めて
寄っていき、迫れば迫るほど持ち駒が増えていく算段。

守りの飛車が利いている内はまだまだこらえきれる後手ですが、先手は歩の
叩きで飛車をおびき出し、桂馬張りで飛車を追い詰め、玉の逃げ道を閉じる
ことに成功。とうとう後手玉を追い詰めました。

しかしここに落とし穴が待っていました。
粘る後手の守りの前、先手は持ち駒を使い果たして確実な寄せが見つかり
ません。しかも攻め駒の竜が狙われ、竜を放置して寄ればいいのですが
自身がなくなった先手中井広恵はいったん攻めを中段、竜を安全地帯に
逃します。命拾いした後手伊藤沙恵は攻めを敢行。あっという間に先手玉を
詰めろまで追い詰めます。なんとか後手玉を寄せたい先手は最後の攻めを敢行。
しかし後手玉は寄らず、受けのなくなった先手はやむなしの投了。後手が
逆転で勝利をつかみました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流四冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・清水 市代女流六段  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・伊藤 沙恵女流二段  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・山田 久美女流四段  ・和田 あき女流初段  ・本田小百合女流三段

中井 広恵 ●  ○ 伊藤 沙恵  124手

伊藤 沙恵女流二段---+
           +-伊藤 沙恵女流二段
中井 広恵女流六段---+

÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 和田あきVS石本さくら
記事No465   [関連記事]
投稿日: 2018/06/18(Mon) 17:09
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、和田あきVS石本さくらの対局は136手で
先手のが和田あき勝ち、本戦に進出しました。

先手和田あき居飛車、後手石本さくら三間飛車の出だしに両者美濃に
囲います。先手が角を4段目まで上げると後手は飛車を5筋に振り
5筋での戦いを見せます。
先手が穴熊に移行すると後手は8筋の歩を突き囲いの前に銀を釣り
上げます。

後手は再び飛車を2筋3筋に戻して攻め込もうかというところ。
先手は2筋の飛車を生かそうと桂馬を跳ねて角交換の誘い。誘いに乗った
後手から角交換。直後の後手の角貼りに対し、先手は飛車取りの角打ち。
玉側の駒を攻められるのは怖いとここは角飛車交換を許します。

先手は2枚飛車での攻め。これを2枚角で受けながら攻めようという
後手です。その間に後手からの端攻め。後手も穴熊つぶしの端攻め。
お互いの主張が生かされ、先手の穴熊は端が穴が開き、玉が飛び出る
ことに。先手も9四に歩を延ばして後手玉の端を押さえます。
しかし手番は後手にあり、香貼り、桂貼りの攻撃が容赦なく先手玉を
狙います。

持ち駒のない後手はここで飛車取りの馬切り。先手はあえて馬の方を
取らずに竜を敵陣にいれることの出来る角取りを選択。後手は馬取りには
目もくれずに桂馬が跳ねます。どうやらこれが詰めろになっているのかも。
先手は手を戻して受けます。

どうやら詰めろは消えたようですが、それでも後手石本さくらは攻め
続けます。しかしやはり詰めろは続かず、再度詰めろを掛けたところで
今度は先手和田あきの反撃。挟撃態勢が意外と厳しく。しかも駒を十分
補給できたことで攻めが続きます。
結果、詰みがないのに無理に寄せを狙ったために駒を渡しすぎたのが
仇となり、しっかりと寄せきられてしまいました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流四冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・清水 市代女流六段  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・和田 あき女流初段  ・本田小百合女流三段

和田 あき ○  ● 石本さくら  136手

石本さくら女流初段---+
           +-和田 あき女流初段
和田 あき女流初段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 中村真梨花VS清水市代
記事No464   [関連記事]
投稿日: 2018/06/18(Mon) 16:56
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、中村真梨花VS清水市代の対局は104手で
後手の清水市代が勝ち、本戦に進出しました。

先手中村真梨花四間飛車、後手清水市代居飛車の予想通りの対抗形。
先手が美濃に囲い、後手は角道は開けずに玉を3二に置き、左の銀が
前に出、角を3一に引きます。先手も左銀を上げると、後手は8筋の
歩をつっかけ、銀交換で角を釣り上げて飛車が8六に出ます。じっと
歩を張り、横歩を取った飛車に銀を当てて進出を阻止します。
その間先手は1筋の歩を突き捨て先手はそのまま歩を前進。後手は
中合いの歩を貼ります。

先手は飛車を上げて後手の飛車を確保。銀を上げて取りに行きます。
後手は桂馬を飛ばして成らずで入り込み、飛車を取られる間に金取り。
さらに角が上がって飛車取りに。先手の催促で角飛車交換となります。
後手はただちに飛車を打ち込み。再度の飛車交換の後、安全な打ち込みを
果たしますが、先手は2枚角で後手玉に詰めろを掛けます。
後手は銀打ちで角道を阻止し、龍を作って寄せの日前に入ります。

先手中村真梨花は1筋を攻め込んで1一にと金を作って寄せる構え。
対する後手清水市代も竜が暴れ回って、守りの角道を止めさせてから
奥深く先手玉の側に近づけてきます。
先手は飛車の打ち込みと角捨ての銀取りで先手玉を追い詰めようと
しますが、合駒の金を取ったのが詰めろにはまだなっていないのか。
しかし安全策を採る後手は竜が5七に控える金を奪って、先手玉に
詰めろを掛けながら自玉の安全をはかります。

後がない先手は香車打ちの竜と玉の田楽刺し。先手玉を寄せるのには途中竜を
動かさないといけないので、実質詰めろが消えています。
それでも詰めろを信じて寄せて行く後手。
おそらくしっかり読み切ったのでしょう。無駄のない寄せで見事に先手玉を
追い落としました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流四冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・清水 市代女流六段  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・  ・本田小百合女流三段

中村真梨花 ●  ○ 清水 市代  104手

中村真梨花女流三段---+
           +-清水 市代女流六段
清水 市代女流六段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王将戦放送結果&週間女流棋戦 6/16
記事No463   [関連記事]
投稿日: 2018/06/16(Sat) 19:27
投稿者丹善人
女流王将戦本戦、実力者小野ゆかえりアマが今年も勝ち上がる。

【第40期霧島酒造杯女流王将戦本戦】女流王将:里見 香奈女流四冠

小野ゆかり ○  ● 本田小百合  101手

加藤桃子奨励会初段-------+
             +-加藤 -+
鈴木 環那女流二段-------+     |
                  +-   -+
飯野 愛 女流1級-------+     |    |
             +-清水 -+    |
清水 市代女流六段-------+         |
                      +-   -+
和田 あき女流初段-------+         |    |
             +-   -+     |    |
里見 咲紀女流初段-------+     |     |    |
                  +-   -+    |
山口恵梨子女流二段-------+     |         |
             +-   -+         |
上田 初美女流四段-------+              |
                            +-
香川 愛生女流三段-------+              |
             +-   -+         |
北村 桂香女流初段-------+     |         |
                  +-   -+    |
本田小百合女流三段-------+     |    |    |
             +-小野 -+    |    |
小野ゆかり ア マ-------+         |    |
                      +-   -+
中澤 沙耶女流初段-------+         |
             +-   -+     |
宮宗 紫野女流初段-------+     |     |
                  +-   -+
谷口 由紀女流二段-------+     |
             +-   -+
伊藤 沙恵女流二段-------+


【今週の対局結果】
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月11日(月曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|谷口 由紀  |●|○|村田 智穂  |女流王座戦   |二次予|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月12日(火曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|磯谷 佑維  |●|○|上田 初美  |女流王座戦   |二次予|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月13日(水曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|渡部 愛   |○|●|里見 香奈  |女流王位戦番勝負|第4局|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|岩根 忍   |○|●|山根ことみ  |女流王座戦   |二次予|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|長谷川優貴  |●|○|鈴木 環那  |女流王座戦   |二次予|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山口恵梨子  |○|●|伊奈川愛菓  |女流王座戦   |二次予|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月15日(金曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|本田小百合  |○|●|井道 千尋  |女流王座戦   |二次予|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|カロリーナ  |●|○|伊藤 沙恵  |倉敷籐花戦   |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月16日(土曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|小野ゆかり  |○|●|本田小百合  |女流王将戦本戦 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
【次週の対局予定】
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月18日(月曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|清水 市代  | | |中村真梨花  |女流王座戦   |二次予|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|和田 あき  | | |石本さくら  |女流王座戦   |二次予|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月19日(火曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|中井 広恵  | | |伊藤 沙恵  |女流王座戦   |二次予|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|甲斐 智美  | | |山田 久美  |女流王座戦   |二次予|中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月21日(木曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|室田 伊緒  | | |北村 桂香  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|中澤 沙耶  | | |加藤結李愛  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|室田か北村  | | |中澤か加藤結 |YAMADA杯 |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山口恵梨子  | | |塚田恵梨花  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|井道 千尋  | | |山口恵か塚田 |YAMADA杯 |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|勝者1    | | |勝者2    |YAMADA杯 |3回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|伊奈川愛菓  | | |高浜 愛子  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山根ことみ  | | |伊奈川か高浜 |YAMADA杯 |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|和田 あき  | | |頼本 奈菜  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|武富 礼衣  | | |野原 未蘭  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|和田か頼本  | | |武富か野原  |YAMADA杯 |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|勝者1    | | |勝者2    |YAMADA杯 |3回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山口絵美菜  | | |藤井 奈々  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|飯野 愛   | | |里見 咲紀  |YAMADA杯 |1回戦|携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|山口絵か藤井 | | |飯野か里見咲 |YAMADA杯 |2回戦|携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|中村 桃子  | | |加藤 圭   |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|竹俣 紅   | | |小高佐季子  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|中村桃か加藤 | | |竹俣か小高  |YAMADA杯 |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|勝者1    | | |勝者2    |YAMADA杯 |3回戦|携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|カロリーナ  | | |堀 彩乃   |YAMADA杯 |1回戦|携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|石本さくら  | | |カロリーナか堀|YAMADA杯 |2回戦|携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|宮宗 紫野  | | |相川 春香  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|貞升 南   | | |渡辺 弥生  |YAMADA杯 |1回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|宮宗か相川  | | |貞升か渡辺  |YAMADA杯 |2回戦|
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|勝者1    | | |勝者2    |YAMADA杯 |3回戦|携帯中継
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|6月23日(土曜日)                    |
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+
|北村 桂香  | | |香川 愛生  |女流王将戦本戦 |1回戦|放送
+--------------+--+--+--------------+----------------+------+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流棋戦6/16
記事No462   [関連記事]
投稿日: 2018/06/16(Sat) 11:38
投稿者丹善人
【第26期倉敷藤花戦】倉敷藤花:里見 香奈

ベスト16まで

[9・10ブロック]

カロリーナ ●  ○ 伊藤 沙恵

伊藤 沙恵女流二段----------+
              |
石高 澄恵女流二段-+    +-伊藤 -+
          +-カロリ-+    |
カロリーナ女流1級-+         |
                   |
堀 彩乃 女流2級-+         |
          +-堀  -+    |
野原 未蘭 ア マ-+    |    |
              +-中村真-+
中村真梨花女流三段-+    |
          +-中村真-+
竹部さゆり女流三段-+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 本田小百合VS井道千尋
記事No461   [関連記事]
投稿日: 2018/06/15(Fri) 17:13
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、本田小百合VS井道千尋の対局は、141手で先手の
本田小百合が勝ち本戦に進出しました。

先手本田小百合イビ穴に対し、後手井道千尋三間飛車美濃という出だし。
歩の衝突はないままに後手は飛車を4段目に置き、角を5一に下げ、桂馬が
3三に上がって、左側には香車しかない状態。先手は角を6八に置き、右銀が
6六まで移動しました。

続けて先手は金も5九に移動。1〜4筋ががら空き状態となり、攻め込んで
良い物か後手も悩みます。とりあえず銀を前進させますが、踏み込みには
慎重に。その間先手は駒をすべて玉側に集め、こちらも銀を前進させますが、
後手は金を守りにすえ、角が6二に回って先手の飛車を牽制して、いつでも
攻め込める準備をします。

後手が攻めあぐねている内に先手はどんどn固くなる一方。しかし先手も
攻める手がなく、しばし膠着状態。気の長い戦いとなりました。
後手は5七の地点に攻撃をかけるべく桂馬を飛ばしますが、受ける先手は
飛車道を開けて駒数を増やします。ならばこの飛車を動き辛くしようと歩を
貼って飛車をさらに横移動させた後5七に歩成り。これは駒数が先手が十分。

ここで後手は5八に歩の打ち込み。成って角を動かさせると5七の守りが
減って攻めやすくなります。なので先手は桂馬取りに歩を突くと、後手は
7七に歩の成り込み。桂馬が受けて上がると、桂馬交換ではなく、5八の
歩が成って角が止まっている間に角を宇合ってしまおうという手に。
ここは後手の狙い通りに角を奪い取ることができたのですが、先に先手が
桂馬跳ねで7七の地点を狙う構えに。先手の方が先に後手玉を攻めていく
流れになりそうです。

後手は飛車取りの角の打ち込み。しかしこれは間に合いそうにはありません。
先手の攻めが開始され、歩の成り込みでの角取りに続き再度の歩の叩き。
後手はこれに乗じて玉を広い方に逃がしていく道に出ました。
先手は桂馬を貼って飛車取りの手に。医者が動けば後手玉守りの金を取って
攻めの銀が前進できるので、後手は飛車は見捨てて邪魔な銀取りに出ます。
飛車を取って王手で手が続くせんてですが、持ち駒が大駒2枚だけなので、
寄せきれるかどうか。

先手は急がずに、まず角に当たっている飛車を逃がしてから角貼りで
後手玉の上部脱出を阻止しながら、駒の入手を図ります。
後手は成った角を6五に戻して玉の守りに利かせます。先手は予定通りに
香車取りに。後手は銀取りに馬を引いて攻めの継続に。後手は桂馬の
割り打ちで先手玉の守り駒を1枚はがし、再度桂馬の割り打ちで穴熊を
崩しに入ります。

両者共に決定的な攻めの手が出ないために、逆の意味でどちらに転がっても
おかしくない対局となっています。
両者共に我が道を行く攻め合いでお互いの攻め間違いからの一手違いを
目指す戦いとなり、先手は馬切りで後手の守り駒を波賀氏に行きますが、
後手はその馬を取らずにひたすら先手玉を攻めます。そのうちに先手は
後手玉を詰めろに追い詰めるのですが、先手玉を寄せきれると思っている
後手は放置して攻め続けます。

結果としては後手井道千尋の読みが甘く、先手の守りの飛車がよく利いており、
駒を使い果たしてゲームセット。先手本田小百合も元々の駒では攻めに不足して
いましたが、大量の駒をもらったことで、後手玉を寄せるのには十分という
ことで、これで詰まないはずがないという、序盤中盤終盤どうにも見所のない
対局結果となりました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流四冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・  ・本田小百合女流三段

本田小百合 ○  ● 井道 千尋  141手

井道 千尋女流二段---+
           +-本田小百合女流三段
本田小百合女流三段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王位戦五番勝負第4局
記事No460   [関連記事]
投稿日: 2018/06/13(Wed) 19:17
投稿者丹善人
挑戦者渡部愛が2勝1敗とタイトル奪取に王手をかけた、女流王位戦五番勝負
第4局が行われ、139手で先手の渡部愛が勝ち、3勝1敗でタイトル戦
初出場にて初タイトルを奪取すると共に、タイトル1期により、同日付けで
女流三段に昇段しました。。

大方の予想通り、タイトル奪取を狙う先手渡部愛居飛車の出だしに、防衛に向けて
ふんばりたい後手里見香奈はゴキゲン中飛車となり、先手は超速銀を選択します。
後手も銀を繰り出してにらみ合う形となりました。
後手は美濃に、先手は2枚の金を寄せただけの囲いとしては不十分な物。超速銀を
行う場合にはえてしてそういった状況になるそうだ。

先手は2枚の銀が5五を睨むように上がり、右の桂馬も上がって様子をうかがいます。
後手は飛車を下段に下げ、金を上げて2筋を守ります。9筋の歩の突き合いの後、
先手も飛車を下段に落とします。
後手は1四に歩を上げ、角が回る場合も想定。先手は金無双に落ち着きました。

後手は銀狙いに6四歩と上げますが、これで角の4二への引き筋が止まるので
先手は桂馬を跳ね、後手は角を2二に引きます。ここは2筋での歩の交換があります。
先手は先に3筋の歩を突き捨ててから2筋の歩の交換に入り、後手からの桂交換に
先手も応じます。

後手は桂馬が手に入ったので両銀狙いの割り打ちが出来ます。先手は飛車を一つ
下げて後手に歩を貼らせて角道を止めさせてから飛車を下げ。あえて桂馬の
割り打ちを待ちます。桂銀交換は角道が通って先手有利になるという判断のようです。
なので、後手は飛車先を止める意味を含めて3四に桂馬を打ちました。

先手は飛車を3筋に回し、桂銀交換を要求します。このまま交換に上がった歩が
銀を圧迫して飛車が出ようという作戦。後手は5筋の歩を突いて歩の交換から飛車が
前進、4六の歩を取ろうという方針に出ましたが、2歩と桂馬2枚を手に入れた
先手は9筋の端攻めを敢行。一気に終盤へと突入します。

後手も4筋からの飛車の突入に銀下がりで受ける先手。玉頭が開いたので飛車回りで、
ここに合駒をすれば角が使えなくなるので後手は格が上がります。すると今度は
後手からの端攻め。香車を釣り上げて、やむなく桂馬が上がり、これで後手玉の端が
安全となって香車が上がります。

先手は玉の逃げ道作りに6六歩と上がります。ここでうまい手がないかどうか後手の
長考となり、一見何でもない先手飛車先の歩を延ばして手を渡します。今度は先手が
悩む番。9五に歩を打ちますが、ここは無視しても良いところ、あえて後手はこの歩を
取り、ならばと先手は金を上げて目障りな飛車を追い払います。ここで玉頭を守る
歩を打っても良いところ、先手は飛車の転換阻止に6五に歩を上げます。これが
悩んだところだったのでしょか。

先手は玉頭を守るのはぬるいと見たのか、端攻めを優先します。この相手には少しでも
隙を見せると一気に持って行かれると、このタイトル戦で学んだのでしょう。
対する後手はこの3連戦で相手の読みの鋭さに恐れが出たのか、思い切った手が
出せません。

先手からの9三への歩の打ち込みに対し、後手はこれを放置。そして飛車の横移動を
阻止する6五の歩を飛車ではなく歩で取りました。この延ばして攻めに使おうという
ところでしょうが、ならばと先手は8六桂と、直接後手玉を狙っていきます。
後手は5筋の歩を突いて銀をおびき出し、香捨てで拾った桂馬を貼る手に出ます。

後手は飛車を守る手ではなく、直接相手の守り駒を攻める桂打ちに出ました。
先後手の両者共に、控え室の解説陣の予想が当たりません。
しかし後手里見香奈らしくない指し手が続いていて変調が疑われます。

先手渡部愛は順調に桂跳ねから挟撃の香車貼り。あと1枚落ちている駒を拾えば
後手玉を寄せきれます。後手里見香奈はやむなく駒切りから拾った角で王手香車取りに
出て香車をはずします。勝負は難解となり間違えた方が負けるという状況になって
きました。

後手は守りを固めながら眠っていた角道を開きます。先手は包むべきか押すべきか、
守るべきか攻めるべきか迷いながら、とりあえずカナ駒を手に入れた後、角道を
閉ざす桂馬打ちに出ました。これが決め手になったか。取らなければ玉の逃げ道が
ふさがれてしまうのでやむなく同金と取りましたが、これで角道がふさがり、
先手渡部愛のタイトル初奪取の瞬間が近づいて来ました。

角道が止まったことで5五桂馬と打つことが出来、さらには金が質駒となって
いるので、寄せには十分です。
最後、手順に不安はありましたが、後手が隙を突くことはできず、優勢のまま
先手玉を寄せきりました。


【第29期女流王位戦五番勝負】

渡部 愛 ○  ● 里見 香奈

+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|   |  氏  名   | 第1局 | 第2局 | 第3局 | 第4局 | 第5局 |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
| 王位|里見 香奈女流五冠|  先● |  ○  |  先● |  ●  |     |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|挑戦者|渡部 愛 女流二段|  ○  |  先● |  ○  |  先○ |     |
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+
|   |         |114手|106手|134手|139手|   手|
+------+------------------+--------+--------+--------+--------+--------+

3勝1敗で渡部愛がタイトル初奪取!

第1局 5月 9日(水)札幌市中央区「京王プラザホテル札幌」
第2局 5月22日(火)兵庫県姫路市「夢乃井」
第3局 5月30日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」
第4局 6月13日(水)徳島県徳島市「JRホテルクレメント徳島」
第5局 6月26日(火)東京都渋谷区「東京・将棋会館」


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選、3対局結果
記事No459   [関連記事]
投稿日: 2018/06/13(Wed) 17:15
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選が3局行われ、岩根忍、鈴木環那、山口恵梨子が本戦入りしました。

岩根忍VS山根ことみの対局は117手で先手の岩根忍が勝ち、本戦入りしました。

先手岩根忍三間飛車に後手山根ことみは先に5三に銀を上げて向かい飛車に出ます。
先手も銀を5六に上げて対抗します。この後両者とも囲いに入り、両者とも美濃に
囲います。後手囲い十分となったところで先手は7筋の歩の交換。後手はこれを
利用して囲いに厚みを加えます。

先手は桂馬を上げてここから攻めていく構えですが、後手は5五の位を取り、7筋の
キズを消して銀上がりから押していこうとします。6六の地点を巡って両者の角が
睨み合い、ここで先手は飛車切りでこの地点を破ろうとします。後手は奪ったばかりの
飛車を相手陣に打ち込みますが、ダイアモンド美濃は固く、攻めると言うよりも
攻め駒の角をいじめようという所。先手は攻め駒が少ないけれども、後手の守り駒も
少ないために、駒をうまく使えば一気につぶせると見込んでいるようです。

後手はとにかく邪魔な角ねらいに香車打ち。これを銀を合駒にして止める先手。
この銀を取れば桂馬が跳びだして攻めが加速します。従って後手は取れませんが、
逆に言えばこれで角が使えなくなったも同然となりました。
何とか角を使いたい先手はなけなしの金を投入。打開には成功しましたが、持ち駒を
使い果たしたのは痛く、次の攻撃がありません。

ここで後手からの攻めが開始されます。先手玉正面、歩の突き捨てからの攻めは
厳しく、早逃げしようにも横からは竜がにらんでいます。しかし後手にはこの間
歩の突き捨てでもらった歩が大量にあり、後手玉への攻めが見込まれます。

先手岩根忍の7筋からの歩の攻撃に相手をしないで後手山根ことみは金を逃がし
ますが、ならばと先手からの銀香車交換で香を打ち込み無理矢理攻めをつなぎます。
後手もなけなしの銀を貼って受けますが駒交換に。歩が豊富な先手は継続の歩を
貼ります。

手番が回った後手は2筋から再び歩を貼っての攻め。横からの飛車のにらみが
恐ろしい先手はじっと逃げます。追い詰めながらも駒が足りない後手はここで
攻め駒をはがす手に。角交換から追い詰めようとする先手ですが、銀を渡せば
先手玉が詰んでしまうため、追い切れないと見て一旦受けに回ります。

ここで後手は飛車銀交換で待望の銀を手に入れます。大駒3枚を手持ちにした
先手と金銀3枚が手持ちで上下から玉を追い詰めている後手のどちらが早く
相手玉を寄せきるか、手番の勝負になりました。

結果手番を渡さなかった先手岩根忍が間違えずに粘る後手玉を寄せきりました。


長谷川優貴VS鈴木環那の対局は89手で後手の鈴木環那が勝ち、本戦入りしました。

先手長谷川優貴先手番ゴキゲン中飛車美濃に対し、後手鈴木環那はイビ穴に出ます。
先手は4筋からの攻めを考えて飛車を4筋に回しました。その間に後手は金銀
4枚を集めました。両者とも囲いは十分。ここで先手から4筋の歩を突いて戦端が
開かれました。

両者角道が通ったところで後手から角交換。銀捨てから飛車金両当たりに角を
打ち込みます。後手は飛車を見捨てて金に紐を付けながら桂取りに角を打ちますが、
飛車取りは後回しにして先手は桂馬が逃げます。後手は桂取りに歩を延ばします。
これを取られれば先手玉のこびんに角があるので、一気に寄せられそうなので、
先手は角に動いてもらうように角頭に歩を打ちます。
やむを得ずに角は9九の香車を取りに移動。先手はここで飛車を取ります。

後手は先手の飛車をおびき出して香車打ちの田楽刺し。素直に交換した先手は
取りに上がった金に逆襲の香車打ち。歩切れの後手は桂馬で合い。これを取って
再度の香打ち。これを取ったばかりの香車で守ろうとする先手です。
ここで攻め合いは一旦中段。お互いに相手陣に飛車を打ち込んで横からの攻めを
にらみます。

先手長谷川優貴が桂馬打ちで後手陣の守りを破り始めます。後手鈴木環那は
ようやく後手玉を穴熊に潜らせますが、守り駒は金銀2枚のみ。正面と横からの
攻めが脅威となります。対して先手玉は金銀4枚の守り。しかしと金を作り、
馬と飛車がじわじわと寄せてきます。

後手は先手玉の守り駒正面からの攻めを見せますが、先手は金取りを手抜いての
桂馬打ちから一気に穴熊玉攻略を目指します。しかしここで読み抜けがあったのか、
固そうに見える先手玉の守りは一気に崩壊する筋があり、あっけなく投了に
追い込まれてしまいました。


山口恵梨子VS伊奈川愛菓の対局は119手で先手の山口恵梨子が勝ち、本戦入りしました。

先手山口恵梨子先手番ゴキゲン中飛車に対し、後手伊奈川愛菓は居飛車で超速銀に
迎えます。
先手が銀をとがめようと歩を延ばす間に後手はいち早く先手角頭の歩を突き、
上がった銀目当てに飛車が7筋に回ります。先手も後手銀の頭に歩を延ばして
銀交換か銀を下げさせて飛車道を止めようとの選択を迫ります。後手はまだ角道を
上げていないために角交換とはなりません。

後手は銀交換を選択。先手は続けて5筋の歩を突いて飛車の成り込みを目指します。
ここは後手の守りが不十分。壁角となって後手玉が危うくなります。早くも先手が
優位に立った模様です。
ならばと後手も角取りの銀打ちで無理矢理にでも飛車成りを決行させようとします。

先手は角を取りたければどうぞと歩成り。歩がなくなったので先手飛車の頭に歩を
打つ後手ですが、先手は横に動いて銀取りに。後手の対応が難しくなってきました。
やむを得ない後手は角取りに。先手は堂々と飛車が前進しました。

ここに来て後手はようやく角が動いて壁を解消しますが、時既に遅し。先手はと金を
だしにして後手玉を呼び出し、中央に回った後手飛車当てに銀打ち。これが玉をも
脅かします。後手は飛車を戻して、先手は順当に飛車成り。続けて端歩を突いて
挟撃に出ます。

ここで後手の反撃。歩を打って竜を下げさせ、竜取りの角打ち。上がった竜に
角成りで玉を呼び込み、飛車を支えに角の成り込みで王手。金馬交換で飛車が
成り込んで一瞬先手玉に詰めろを掛けますが、攻防に王手の角打ちで返して
竜を追い返し、端を攻めて後手玉の逃げ道を封鎖します。
先手が攻めあぐねているうちにだんだんと後手玉の守りは堅くなっていき、反対に
先手玉の守りは薄くなっていき、形勢は互角にと戻ってしまいました。

先手は豊富な持ち駒を生かして寄せきろうとしますが、無駄な動きが多くなり、
少ない駒で守り切ろうとする後手にうまく攻めがつながりません。後手が攻防に
打った角がよく利いていて、うっかりすると逆転も考えられます。

攻め駒を足すと守り駒を増やす千日手のような順が続いた後、先手は端からの
攻めに出ます。ここで奪った桂馬を使って再び攻撃に入ります。後手の守り駒の
竜を牽制した後、再び端攻撃。歩をすべて使って香車を釣り上げ、銀引きから
竜が回っての即詰みの手を見せます。後手は端を受けるしかなく、再び先手が
一方的に攻める展開に持ち込みました。

大駒を使えない後手伊奈川愛菓は竜を逃がそうとしますが、持ち駒のない先手
山口恵梨子は馬と竜の交換を迫ります。ここで竜を取られたくない後手は角銀
交換の方を選択。竜を生かしますが、すぐさま交換で得た角を貼って後手玉に
襲いかかります。飛車を渡せば先手玉もあやうくなるところ、悦妙の寄せが
見られ、一気に後手玉を寄せきりました。
結果的には序盤角道を開けずにした壁角が最後までたたった形となりました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流五冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・鈴木 環那女流二段  ・山口恵梨子女流二段  ・岩根 忍 女流三段
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・  ・

長谷川優貴 ●  ○ 鈴木 環那  89手
山口恵梨子 ○  ● 伊奈川愛菓  119手
岩根 忍  ○  ● 山根ことみ  117手

鈴木 環那女流二段---+
           +-鈴木 環那女流二段
長谷川優貴女流二段---+

伊奈川愛菓女流初段---+
           +-山口恵梨子女流二段
山口恵梨子女流二段---+

岩根 忍 女流三段---+
           +-岩根 忍 女流三段
山根ことみ女流初段---+


÷  丹善人  ÷

タイトル女流王座戦二次予選 磯谷祐維VS上田初美
記事No458   [関連記事]
投稿日: 2018/06/12(Tue) 16:25
投稿者丹善人
女流王座戦二次予選、磯谷祐維VS上田初美の対局は、136手で後手の
上田初美が勝ち、本戦に駒を進めました。

前期はアマで二次予選まで勝ち進んだ磯谷祐維は、今期は奨励会員として
一次予選から参加、二次予選に勝ち進んではいますが、昨夏入会した
奨励会では7級に降級して後がない状況に追い込まれています。

先手磯谷祐維居飛車に対し、後手上田初美は向かい飛車の対抗形。
両者美濃囲いの中、先手は角を5七に上げ、後手はその角を目標に銀を
上げていきます。
先手は銀に備えて飛車が6段目に上がり、桂馬を上げて銀を追い返します。
さらに飛車を3六に回して4筋からの攻めを見せます。

ここで後手は角を上げて飛車角が飛車を狙う構えに。先手は先手玉の
こびんを守る為に歩を上げますが、これで先手飛車の動きが弱くなり、
後手は2筋の歩を伸ばすことで飛車捕獲の構え。やむなく先手は桂馬で
歩を取って動きを楽にしますが、この桂馬は歩を打たれて取られる運命に。

桂馬が取られる間に先手は銀を上げて飛車の動きを楽にします。
先手は銀を上げますが、隙間をついて飛車頭に歩を打たれたので、今度は
飛車を4筋に回します。さらに銀が動き回って飛車の横移動を楽にした後
角が7五に上がります。後手が飛車を浮かした隙を狙って、先手は2二に
桂打ちからと金を作ります。

先手が飛車をさらに6筋まで回したのに対し、後手は3筋の歩を伸ばして
一直線に飛車成りを狙います。
先手がと金を下げて飛車銀を狙いに行くと、後手はこれを放置してと金が
金取りに移動します。これで飛車成りができるようになります。

先手は金取りを放置して銀取りに。後手は飛車成りからさらに金をも
奪います。駒割的には金銀交換になっていますが、飛車が成り込み、さらには
玉の守りが固い後手が有利に思えます。
さらに後手は角交換を迫りますが、先手はこれを拒否。歩を打って遮断すると
共に攻めにも生かします。

先手はと金を捨てて後手の守り金をはがし、桂馬を貼って角に紐を付けます。
後手はここで邪魔な歩を取り、先手の銀が上がったところで角が跳ねます。
先手からの攻めは間に合わないとみて一手勝ちを読んでいます。
敵の打ちたいところに打ての格言通りに先手は守りに歩を打ちます。
後手は確実に寄せるために、攻防に利いている先手の角を追い払いに行きながら
斜め駒の入手をはかります。

角が動いては勝ち目がなくなると見た先手は、角はあきらめ、桂馬を上げて
攻め駒を残すと共に飛車の守り筋を利かせます。そこは読みの内の後手は
すぐに角取り。これで斜め駒が手に入ったので、後は飛車の利きをそらす
のみ。飛車桂両当たりの金上がりで完全に先手からの攻めをきらせに来ました。
やむを得ず先手は飛車切り。取った金を守りに打ち付け、最後のお願いに桂成りに
出ます。後手はこの成桂と攻守に利いている銀取りの十字飛車を打ちます。
先手には大駒がないため、攻めのための持ち駒を使うより方法はありません。

攻めが続かないとみた後手上田初美は攻撃の手に。何とか攻めの糸口を
見いだしたい先手磯谷祐維は攻めながら手を考えます。飛車取り詰めろに出た
先手ですが、飛車を取られても寄せはないと見て守りを固める後手。飛車を
取った先手の銀を取りながら前に出た桂馬が攻めにも生かせることに。

後手は香車を貼って桂馬と二段構えの攻撃の筋。先手は先を読んでの攻防の
金打ち。しかしかいくぐるような後手の攻撃が開始され、先手の攻防の金が
取り払われて先手玉に必至がかかります。先手は残りの駒で後手玉に王手を
かけていきますが、手の届かない所に逃げ込まれてゲームセット。後手の
読み通りに一手勝ちが決まりました。


【第8期リコー杯女流王座戦二次予選】女流王座:里見 香奈女流五冠

本戦シード:(前期ベスト4)
加藤桃子奨励会初段  香川 愛生女流三段
西山朋佳奨励会三段  室田 伊緒女流二段

本戦出場決定
・  ・上田 初美女流四段  ・村田 智穂女流二段
・  ・  ・
・  ・藤井 奈々女流2級  ・竹俣 紅 女流初段
・  ・  ・

磯谷 佑維 ●  ○ 上田 初美  136手

上田 初美女流四段---+
           +-上田 初美女流四段
磯谷祐維奨励会7級---+


÷  丹善人  ÷