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タイトルショートパット恐怖症について
記事No228
投稿日: 2005/07/26(Tue) 17:39
投稿者浜崎 卓
以下の文章は著作権を正規に取得していなので、
転載しないでください。

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ゴルファーの「ショートパット恐怖症(yips、極度の緊張からくる震え)」は
あがり性のせいだと思われることが多いが、そうではなく、
局所的なジストニアのためである可能性があるという研究発表が、
第57回米国神経学会であった。

「この状態が潜在的な局所的ジストニアに起因するという可能性は、
ゴルフだけに留まらぬ意味を持つ」と、Adler博士は述べる。
手の動きの制御が必須である職業において不随意なれん縮が
起きるという所見があれば、その根本原因は局所的ジストニアかも
しれないという疑いが持たれる。

したがって、ショートパット恐怖症を訴える者は神経科医に紹介
される必要があると、博士は述べている。

局所的ジストニアはベンゾジアゼピン類や抗痙攣薬などの経口投与が
有効なことが少なくないので、医師は運動に愁訴がある患者に対しては
診察を行う必要があり、運動障害を専門とする神経科医に適宜紹介する
必要がある、とAdler博士は強調した。

また、治療内容は個々人の状況に合わせ、その患者をある薬剤で
治療することには、その副作用に見合うだけのベネフィットが
あるかどうかを判断する必要がある、と同博士は言い添えた。
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